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APFSをHFS+に戻す [パソコン&お仕事]

 
 例によって常用システムに1年遅れのアップデートということで、Mac mini mid 2011をSierraからHigh Sierraに移行してみた。このモデルはMojaveには非対応なので、最後の大型アップデートという意味もある。

 以前にテスト運用した際、いろいろと不都合が発生しそうなことは予想していたが、思った以上に痛い問題が出てきた。

 ふだん使っているアプリの大部分は、ほぼ問題なく使える。しかし、BootCamp方面が、ぜんぜんダメなのだ。既存のBootCampパーティションのWindowsは起動システムとして認識されないし、パーティションを切り直してリストアしてもダメ。再インストールもできない。

 あと、古いシステムからAPFSパーティションが見えないので、VMware Fusionのディスクイメージにもアクセスできなくなってしまった。こちらはハードディスクにコピーすれば一応は動くのだが、動作スピードはガタ落ちしてしまう。

 主たる原因は、内蔵SSDのフォーマットがAPFSに変更されたこと。アップデート時に有無を言わせず変換されてしまうのだ。これを従来のHFS+に戻すことができれば、問題の大部分は解決できるだろう。

 いろいろ調べて最初に見つけたのは、「APFS to HFS+ Converter」というアプリだ。うまく行けば、再インストールなどの手間をかけずにHFS+に戻せる。

 指示に従って起動用のUSBメモリを作成し、SSDより大きな容量の作業用ハードディスクを用意したのだが、なぜか最初にエラーが出てしまって先に進めない。う〜ん、残念。

 次に見つけた方法は、原始的だが確実だと思われる。内蔵SSDの内容を「Carbon Copy Cloner」で丸ごとハードディスクにバックアップし、内蔵SSDをHFS+で再フォーマットしてから、コピーしたものを元に戻す(リストアする)というものだ。

 とりあえずバックアップコピーに2時間、リストアに3時間かかったが、数々の問題は解消できた。一応、めでたしめでたし、かな…?

Screen1025.png

 ちなみに、最初にAPFSで起動したとき、体感速度が少しアップしているような気がした。効率化するのがウリだったから、たぶん本当なのだろう。だが、HFS+に戻しても今までと同じスピードなので、とくに不都合は感じない。それに、微妙なスピードアップよりも、使い勝手の方が大切だもの。

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