採用面接 [来るウサギ]
4月8日、いよいよウサギを飼い始めるための具体的行動を開始するときが来た。混雑を避けるため、午前中に家を出る。店に着くと一直線にペットコーナーへ。
娘は緊張の面持ちで店員さんに話しかける。
「すみませ〜ん、ピーターラビットみたいな色の女の子のウサギがほしいんですけど」
振り返った店員さんは良く聞き取れなかったのか、ネザーランド・ドワーフを希望していると思い込んだようだ。まあ、ピーターラビットと言えば、そう受け取るのも無理はない。もっと直裁に「茶色いメスのウサギ」と言えば良かったのだろう。
多少のやりとりと親のフォローの後、店員さんはケージの中の茶色のミニウサギを指差して、「この子は女の子ですよ」と言った。とりあえず、だっこさせてもらうことに。
となると、あとは歯並びである。店員さんにチェンジして、歯を見せてもらう。どうやら問題なさそう。娘に意志を確認すると、
「この子にする!」
と言う。そりゃあ、目の前に条件に合うウサギがいるのだから、今さら「お取り寄せ」でもないだろう。聞けば、割と大人しい性格のようだし、これが運命の出会いというヤツなのかもしれない。
一方、家内は少し不満顔である。もっと、もっと、赤ちゃんっぽい小さな子が欲しかったらしい。だが、あまりに小さなウサギは、未経験者の我々には育てるのが難しいかもしれない。生後2ヶ月なら、妥当な線だろう。
あとは、店員さんのアドバイスを受けつつ、必要な品物を取り揃えて帰宅した。
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